京都市下京区(四条堀川西南角)の産婦人科、産科婦人科福岡医院の最新情報。
よくあるご質問や最近の話題について解説しています(随時更新中)。

院長室から

貧血(ひんけつ)にまつわる話 3 2009年01月29日(木) | 院長室から

貧血が進行すると、(とくに体を動かした時に)動悸や息切れなどの症状が出てきます。
しかし、前回(2)にも書いたように、貧血が少しずつ進行する場合には、
体がその変化に順応して、症状はなかなか現れにくいものです。

 たとえば、子宮筋腫やホルモンバランスの異常などが原因で、
月々の月経量が多くなることがあります。
そのような場合、毎月徐々に貧血が進行していき、動悸や息切れが気になり始めた頃には、
正常の半分ぐらいにまで血が薄まっているような、重症の貧血状態に陥っていることがあります。
もし大量の出血が一時(いっとき)に起こって、急激にそんな貧血になったら、生命の危機的状況です。

 人体の適応能力には感心するばかりですが、そんな状態になるまで放っておかずに、
もし月経量が多くなってきたような自覚があったら、早めに婦人科を受診しましょう。
また、定期的に貧血検査(血液検査)を受けることも大切です。

 ちなみに、子宮筋腫が原因で貧血になるのは、筋腫があるために月経量が多くなっている場合(※)だけで、
ただ筋腫があるというだけで貧血になるわけではありません。

 ※ 筋腫が子宮の内腔に向かって発育した場合(子宮粘膜下筋腫)や、筋腫の発育によって子宮全体が大きくなり、
内膜(生理の時にはがれ落ちる場所)が引き延ばされて体積が大きくなった場合など

院長室から 記事の一覧

copyright(c)Fukuoka Ladies'clinic all rights reserved