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Q&A

妊娠中のインフルエンザの予防接種について 2011年12月01日(木) | Q&A

Q.

妊娠中や授乳中にインフルエンザの予防接種を受けてもいいでしょうか?
 
 

A.

現在のところ、妊娠中のインフルエンザの予防接種に関する特別な副作用の報告はなく、たとえ妊娠初期に接種したとしても、胎児に異常が出る確率が高くなるというような報告もありません。また、妊娠中はインフルエンザにかかると重症になりやすく、その結果流産・早産が起こる可能性があると言われています。

ただし、すべての妊婦さんに対して、積極的に接種をお勧めすべきかどうかは議論のあるところです。妊娠中は体質の変化により、ワクチンによるアレルギーなどの副作用が出やすくなっている可能性もあるからです。

一般的には、まずご家族に予防接種を受けてもらって、家庭内での感染を防ぐ努力をすることが一番でしょう。その上で、ご自分も受けるかどうかは、以下のような条件やそれぞれの方の事情を考慮した上で、個々に判断していただきたいと思います。

なお、インフルエンザの流行時期には、外出時にマスクを着用すること、帰宅時には手洗いとうがいを励行することが大切であることは言うまでもありません。

     積極的に接種が勧められる理由

* 妊娠中にインフルエンザにかかると、重症になりやすい(肺炎などを起こしやすい)。 糖尿病,心疾患,喘息などの呼吸器疾患などの持病のある方は、とくに重症になりやすい。

* 発熱に伴って、流産・早産が起こりやすくなる可能性がある。

*  妊娠末期にワクチンを接種すると、胎児に抗体が移行して、生まれた赤ちゃんがインフルエンザにかかりにくくなるという最近の報告もあります。

 

     慎重になるべき理由

* ワクチンの安全性はかなり高いと言えるが、副作用などの点が100%あきらかではない。(妊婦さん以外の方についても同様)。

* とくに妊娠初期は、薬剤などの胎児に対する影響が大きく、またいろいろな原因で流産が起こりやすい時期でもあるので、一般的には予防接種は避けるのが原則。

       考慮すべき条件

A.予防接種を受けることが望ましい条件

 * 喘息などの呼吸器疾患や心疾患、糖尿病などの持病のある方。  

 * ふだんから風邪を引きやすく、一度引くと長引いたり高熱が出たりしやすい方。 

 * インフルエンザ患者に接する機会のある方(医療従事者,学校・幼稚園・保育園等の勤務者など) etc.

B.慎重になるべき条件

 * アレルギー体質の方。

 * 妊娠14週未満の方 (ただし、上記A.の条件に当てはまる場合は、接種するメリットの方が大きいと思います。)

  

 なお、授乳中のインフルエンザ・ワクチンの接種に関しては、全く問題ありません。

 

もしインフルエンザにかかった場合は?  ちゅうちょせず、ただちに治療を開始する!

  *重症化するとリスクが高いので、できるだけ早いうちから(場合によっては検査結果が出る前からでも)、治療を始めることが大切です。

 *発症後48時間以内に薬(タミフル,リレンザなど)を開始すると、重症になるのを防いでくれます。

 *この薬はお腹の赤ちゃんには影響がないと考えられているので、どの週数でも使えます。(授乳中も同様です)。

 *インフルエンザ患者と濃厚接触した場合(家族が感染など、閉ざされた空間内で患者と一緒に過ごしたような場合)、予防的に服用することも考慮すべきです。

 

 

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