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院長室から

子宮頸部異形成の診断と診療方針 2010年05月22日(土) | 院長室から

  ◇ 子宮頸部異形成の診断

A.子宮頸部細胞診(子宮がん検診)

  細胞診検査において、以下のいずれかの診断結果が出たら、異形成が疑われます。

   1) 軽度病変の疑い(意義不明な異形細胞出現) (ASC-US)    2) 軽度上皮内病変 (LSIL)

   3) 中等度~高度病変の疑い (ASC-H)    4) 中等度~高度上皮内病変 (HSIL)

B.細胞診の結果に基づいて行う精密検査

 ☆ 2)~4)の結果が出た場合、確定診断のために、子宮腟部を拡大鏡(コルポスコピー)で観察しつつ、

   病変が疑われる部位から生検を行って組織の病理診断を行う必要があります。

 ☆ 1)の場合は、3~6ヶ月ごとに細胞診検査を行っていく必要があります。 

   ただし、HPV検査(HPVの中でも子宮がんとの関係が深いハイリスクグループの検出検査)を行って、

   陰性で あれば、1年に1回の検査でいいとされています。

   しかし、HPV検査陽性の場合は、上記の精密検査(コルポスコピー下の生検)を行います。

 

  ◇ 組織検査の結果に基づく治療方針

高度病変 (上皮内癌,高度異形成,中等度異形成の一部)に対しては、子宮頚部円錐切除術が必要です。

軽度異形成~中等度異形成については、3~6ヶ月単位での定期検査を行って、

    高度病変への進行の有無をチェックします。

 

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